体験談

■助産院と関わりながら里帰り出産しました

千尋さん・一郎さん(8月4日第2子誕生)

2010年2月、千尋さんは初めてあゆみ助産院に、6か月の第1子・大吉君と一緒に母乳外来で来られました。
大吉君は、里帰り出産した病院で、体重が増えないことから、粉ミルクとの混合を勧められ、ミルクを足していたものの、母乳だけで育てたいとずっと考えていました。3ヶ月後、京都に戻り新生児訪問を受けた時に、助産院に母乳について相談してみましたが、思いが通じず残念に思ったという千尋さん。そんな時、友人からあゆみ助産院を教えてもらいました。
「ここに来てやっと安心することができました。質問したら、すぐに明確な答えが返ってくるのが嬉しかったです」と助産院の印象を語ります。
通院をして半年ほどたった2010年の年末に妊娠がわかり、年明けから妊婦検診に通い始めました。妊娠中は大吉君がまだ1歳ということに加えて、体調も順調とはいえず苦しい思いをしました。特に貧血や足のむくみに悩まされたといいます。
体調よりも一番辛かったのは、周りの人たちに身体のしんどさがわかってもらえなかったことでした。「みんな、当たり前にやっていることなのに……」と言われたことが悲しかったそうです。左古さんからは「これ以上、頑張らないでね」と声をかけてもらい、涙がこぼれました。また、「産んでからは、大吉君もいるのだから、ぎりぎりの状態でお産しないで」とも言われました。
これは、精神的・体力的に元気な状態で余裕をもってほしい、産んでからは一人ではなく、二人の子育てが待っているのだから、という助言です。「その言葉に目から鱗が落ちました。妊娠をどうのように乗りきるかしか考えていなかったので……」と当時を振り返ります。

9月上旬の予定日でしたが、7月23日に実家のある愛知県に帰り、30日に診察を受けました。すると、「すぐにでも産まれそうな状態ですが、早産になってしまうので一週間はそのまま保つようにしてください」と言われました。
8月4日の午前中に受診した時には、子宮口が4cm開いていましたが、何の兆しもなかったので、そのまま自宅で様子をみることにしました。夕方5時、陣痛が始まり、徐々に痛みが増してきたので病院へ。産科は忙しそうで病室にはあまり来てもらえませんでした。たまたま部屋にいた助産婦が、子宮口が8cmに開いている千尋さんの様子に気づき、急遽分娩室に移動。夜の8時37分に千晴君が誕生しました。

千晴君の体重は2840gありましたが、一ヶ月早く産まれたので小児科医の診察を受けました。そこで「1日30g増やさないと退院の許可はしない」と診断され、電話で左古さんに泣きながら相談しました。母乳でなるべく育てたいので粉ミルクをあげないでいると、医師の言う体重には達することができませんでした。一週間を過ぎても状態は変わらないので、助産婦と相談して、不本意ながら粉ミルクを足すことに。体重が一日100g増える日もあり、ようやく退院が認められ、10日間の入院が終了しました。

愛知県にいるときから困ったことがあれば、すぐに左古さんにメールや電話で相談しました。「大丈夫よ」。その一言に励まされ、とても安心できました。千晴くんが産まれて、夫の一郎さんは大吉くんを公園に連れて行くなど、以前にもまして手伝ってくれるようになり、子どものアレルギー対策の食生活にも理解してくれるようになりました。妊娠中から一緒にファミリークラスに参加するなど、少しずつあゆみ色に染まるようにした千尋さんの策も功を奏したようです。

現在の悩みは、千晴くんのアレルギー対策の食生活です。「めばえの会」や「元気っ子クラブ」に参加することで、同じ環境のママたちと悩みを共有し、又先輩ママからのアドバイスを受けることができ、リフレッシュの場となっています。

あゆみ助産院

〒612-0082
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