■みんなのお産でした
夫の健が赤ちゃんを取り上げてくれたこと。
子どもが励ましてくれたこと。家族と共に、みんなで生命を送り出せたこと。
本当にうれしく思い、みんなのお産だったと思います。
回旋異常や微弱陣痛でしたが、左古さんが手際よく導いてくださったので、何も怖くなく、不安になることもなく、ただただ、赤ちゃんを応援していられました。のんきなことですみません。左古さんには、何度も助けていただきました。初めて、宇治でお会いした時も、何気ないお言葉で、どんなに救われたことか。
二人目の出産の時も、途中であゆみ助産院で産めなくなり、産婦人科に移動した時も、ついて来てくださり、励ましてくださって、何の不安もなくなり、出産に向うことができました。産後にも、ごぼうの種がおっぱいに良いからと届けてくださったり、暖かいお心遣いをしてくださったこと、忘れません。
三人目の出産、予定日を二週間も過ぎ、いつまで自然に産めるのか決めていただく日、左古さんが産婦人科に来てくださってびっくりし、ほっとしました。とても会いたかったんだと思いました。そして、その日の夜、陣痛が来ました。
陣痛が強まるたびに、うれしくてにやけました。とても幸せでした。蓮の花が開くイメージしようとしましたが、なぜか陣痛がくるたびにライオンのお母さんと子どもが広〜い草原でこちらを見ているイメージばかり浮かびました。
妊娠中もしんどいながらも、いつも心は幸せでした。本当に大事にしていただいて、ありがとうございました。助産院にお世話になって、人を大事にするってどんなことか、身をもって学ばせていただきました。この宝物を家族や身の回りの人に、返していけたらと思います。
★出産を終え(健さん)
今回で三回目のお産の立ち会いでしたが、前の二回とは、とても違った感情を持ちました。今までは、病院だったので、先生に任せっきりで、少し離れたところから見ているという感じでした。あゆみ助産院で、左古さんや永田さんと共に、同じ布団の上で励ましたりと、背中をさすったりと。今までと同じようにしていても、左古さんはたまに僕に任せてくれたりと、自分もある程度の責任を持てた気がしました。
そして、赤ちゃんを取り上げた時、その責任を果たしたような気になったのかなと思います。初めて手にした赤ちゃんの重さは、とても感動しました。でも、涙は出ませんでした。今回は、妻と助産婦さん達と一緒にお産をしたという満足感にひたれた感じです。
出産までの道中、色々大変なことになっていたと、後になって妻から聞きました。
それらを無事出産に導いてくださった左古さんの凄さに驚き、感謝しきれないと言う思いです。あゆみ助産院のスタッフの皆様に心からお礼申し上げます。